パソコンインスト&ホームページ制作業者うさぎです。講習会や勉強、本、あとはなんでもありのブログです
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シャッター
いくら説明しても「わからない」という。
いくら言っても自分で操作をしない。
誰かが何かをしてくれるのをまっている。

そういう受講生さんのインストをした経験のある講師さん、いらっしゃいませんか?

以前のスクールでそういうタイプの受講生さんに何人かめぐり合いました。シルバーさんの集団講習で、カルチャーセンター主催の講習で、個別講習で・・・。

その中には、本当に「講習を受けただでできるようになる」と考えておられた方もいらっしゃいましたが、それはごく一部です。(ええ・・・一部でも実際にいらっしゃるんですよね・・・そりゃ無理です。お客様)

それに気が付いたのは、何の説明をしていたときだったでしょうか・・・?数年前のことなのですっかり忘れていますが・・・。

それは、友人がメインだった講習を都合で途中から引き継いだ講習でした。

受講生さんの聴く態度が少しおかしいのです。うなずいてはおられますが、目線が皆さんと違うところに行っていました。目が合うと、伏せてしまわれたり、いかにも自信なさげだったり・・・。操作に入ったとたん、躓かれました。難しい操作ではないです。そのとき、ワード初級の3回目だったか(時間にして4時間分以上経過)、ドラッグして太字にするだけとかそのレベルの操作です。

「わからない」「できない」とおっしゃる。隣でゆっくり一緒に操作しても「わからない」・・・。そこで、気が付きました。この方は、操作がわからないのではないのです。言っていることがわからないのでもないのです。

「パソコンという未知のものが怖くて無意識に耳にシャッターを下ろしている」状態だと思われました。

聞く態度が、先ほど触れた以外にも、単にニコニコしておられるだけとか、少し、目線がキョドってる方は、たいていシャッターを下ろされています。そのような方は、いくらわかりやすいたとえを使っても、例を挙げて説明しても、絶対にわかろうとはされません。というか、わかりたいんだけど、受け入れられない状態なのです。

シャッターをはずす方法は、その人その人で違う方法をとらないと、失敗すると二重シャッターになってしまいます。

さて、件の受講生さんの場合ですが、何がきっかけか本当に忘れてしまいましたが^^;。ある日、こちらの言うことで機械的に操作されました。それがとても素敵にできていたのです。

「うわぁー、●●さん。それ素敵ですねぇー。すごい〜」と声がけしました。
「ええー?でも先生のおっしゃったとおりにしか動かせないんです」
「それでも、●●さん「ご自分で」操作されたんですよ?私はほんの少しお手伝いしただけ。その作品は●●さんがご自分で作られたんですからいばってくださいよー」

その後からでしょうか。この受講生さんは積極的に講習を受けてくださり、以前にわからなかったことも、わかること質問することと、分けて聞いてくださるようになりました。

その後、集団講習が終わっても個別で通ってくださるようになり、町内のお知らせなどはお一人でも作成できるようになりました。その年の年末に、年賀状講座を受講され、自分で年賀状ができたと喜ばれ、それ以降、年賀状講座には必ず出てくださいます。それも、住所録は完璧。デザインだけちょっと見てくださいという参加です。

その受講生さんに言われた言葉です。
『先生、私ね、脳の手術して、リハビリにパソコンでもと思ってはじめたの。でもね、最初勇気がいってねー。勇気出してきたのにわからないし、なんだかびくびくして、けどね、先生。先生がやさしく根気よくしてくださったおかげで、自分がここまでできると思わなかった。自信がついたわ。先生、ホント、ありがとうね。』

いえ、●●さん、私のほうこそ、ありがとうございます。初心者に優しいとか言いながら、実はシャッターに気が付かなかったんです。それを気づかせてくださって、本当にありがとう。

その後、何名かシャッターをおろしていると予想される受講生さんに出会いましたが、この経験のおかげで、シャッターに気づき、取り外すことができるようになりました。もちろん人によってその方法や説明のしかたは変えています。

今、インストラクターをしている人たちは、パソコンが楽しいから、その楽しさや便利さを伝えたいからという理由をお持ちの方は多いかと思います。だからでしょうか?自主性がない。やる気がないなら来るな!まで言われるインストラクターに出会ったこともあります。

もちろん、覚えるためには受講生さんには自主性が必要です。IT講習なんかはタダだから来てるという人もたくさんいます。けれど、中には勇気を振り絞って参加されている方もいらっしゃいます。シャッターが取れないでつまらない思いをしていらっしゃる方も多くはありませんが、存在するのです。

そういう人たちを、困った受講生さんと位置づける、悲しいことだけはやめてほしいと願うのです・・・。
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